私たちは、何とか認定新規就農者を目指して頑張ってきました。なぜなら、認定されることで数多くのメリットがあったからです。
認定新規就農に向けての話を2回に分けてお伝えします。ここでは、私たちが認定を目指した理由やそのメリットやデメリットを取り上げます。
なぜ認定を目指したのか
非農家から新たに農業を始めるとなると、クリアしなければならない大きな課題がたくさんあります。私たちにとっての課題は、数多くありましたが、特に大きい課題は下の3つでした。
- 農地の取得
- 初期投資資金・経営資金の確保
- 栽培技術の習得
この大きな課題のうち、農地の取得については、何とかクリアできました。次に解決しなければならないのは資金の確保でした。
認定新規就農者になると、この3つのうち、2番目の「資金の課題」のハードルが下がります。なぜなら、私たちのようにイチから農業を始める際の初期投資資金や経営資金に対して、国や都道府県、市町から手厚い支援があるからです。
初期投資が多くかかるので、
どうしても認定を取得したい!
どんな支援があるの?
まずは、各市町の支援についてです。
市区町村で支援の内容は違ってきますので、
最寄りの関係機関にお問い合わせください。
私たちの住む真岡市には、農業分野でのさまざまな支援制度があります。
その内のひとつが、真岡市新規就農者育成確保支援事業です。
これは、認定新規就農者に対して、施設・機械・農地取得等の初期投資額の合計額の30パーセントまたは、360万円のいずれか低い金額を補助する制度です。
真岡市内に居住しており、新規に農業を始める人が対象だそうです。
真岡市すごい!
また、国からの支援として農林水産省からも認定新規就農者に対して、手厚い施策があります。
代表的なものは以下の3つです。
- 経営開始資金
(最大3年間月12.5万円の給付) - 青年等就農資金
(無利子の融資制度。融資限度額は3,700万円。据え置き最大5年以内。) - 経営発展支援事業
(上限1,000万円を支援)
新規就農者として認定をいただければ、これらの支援を受けることができます。
これは大きなメリットとなりますね。
デメリットは?
新規就農者に対して、とても手厚いメリットがあるかが分かりました。では、反対にデメリットはあるのでしょうか。
それは、提出書類の作成です。
認定の申請に「青年等就農計画」を提出します。この計画の作成がとても大変なのです。
農地の確保はもちろんのこと、農地に合わせた資材の見積やレイアウト、イニシャルコスト(初期投資費)およびラニングコスト(維持費)などの算出し、5か年の収支計画を自分で作成しなければならないのです。
実際に、この計画を立てるのに相当な労力と時間が掛かりました。私たちは、文字通りゼロから考え始めたので、相当大変でした。作成では、たくさんの方々に助言をいただくことで何とか完成することができました。この場をお借りして感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
次回に続く
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