ブルーベリーの健康メリット

世界中で栄養価が高いフルーツのひとつとして知られるブルーベリーには、私たちにとってさまざまな健康メリットがあります。保健師の視点から、低カロリーなのにおいしくて甘いブルーベリーの魅力についてご紹介します。

この記事では、ブルーベリーを摂取することで得られる健康メリットについて知ることができます。

すごすぎるブルーベリー!10の効果

ブルーベリーはアメリカでスーパーフードのひとつに数えられています。理由は、低カロリーなのに栄養が豊富なこと、抗ガン作用や認知機能の向上への期待、心臓・血管機能の向上、腸内フローラの改善など、下のような10の大きな効果が期待できるためです。

  • 視覚機能改善作用
    ブルーベリーの特徴的な青紫色は「アントシアニン」というポリフェノールによるものです。アントシアニンには視覚機能を改善させる働きがあります。また、ブルーベリーに多く含まれるビタミンAは網膜を丈夫にする働きもあります。
  • メタボリックシンドロームを予防する効果
    摂取することで内臓脂肪の蓄積を抑え、メタボリックシンドロームを予防する効果が高まります。
  • 腸内フローラを整える
    健康を整えるためには、腸内フローラのバランスが効果的です。ブルーベリーは腸内フローラの構成や代謝を調整する力があります。便秘でお悩みの方もブルーベリーの摂取で改善できることもあります。
    ※腸内フローラとは?…腸内の多種多様な細菌が機能している様子をお花畑(フローラ)に例えたもの
  • 花粉症を予防する効果
    アントシアニンには、ヒスタミンを減少させる働きがあります。
  • 抗酸化作用
    ビタミンCはコラーゲンの生成を助ける働きがあり、ビタミンEは抗酸化作用があります。
  • 心臓血管機能の改善
    血圧を下げ、動脈硬化を改善します。ブルーベリーに多く含まれている食物繊維を摂取することで生活習慣病の予防・改善効果が期待できます。血管の老化を防ぐ働きがあります。
  • 認知機能アップ
    多く含まれるフラボノイドの作用により、ストレスや炎症を軽減し、さらに認知機能の低下を抑える働きがあります。高齢者の認知機能の改善が期待されています。
  • 肉体疲労の回復
    ポリフェノールのひとつである「レスベラトロール」には、炎症性腸疾患での免疫調節の活性を示し、症状を改善することが示されており、炎症作用の軽減の効果があります。
  • 栄養が豊富なのに低カロリー
    平均的なカロリーは100gあたり48kcalしかありません。ミカン(46kcal)とさほど変わらない低カロリーです。
  • アンチエイジング効果
    鉄分や亜鉛、マンガンが特に多く含まれています。お肌を綺麗にしたり、骨を丈夫にする効果がある栄養素が豊富です。

冷凍してもメリットだらけ!

ブルーベリーを冷凍すると保存も効き、手軽に食べられます。しかも、冷凍してもブルーベリーは栄養価がほとんど下がりませんまた、冷たくすることで、酸味が抑えられ、ブルーベリー本来の甘味が強調されます。

私たち
私たち

真夏の暑い時期にキンキンに冷えたブルーベリー
食べる贅沢さを、ぜひ味わってください!

 生のブルーベリーを冷凍するときの3つのポイントを紹介します。

  1. 水で軽く洗った後、水気を丁寧にふき取ります。
  2. 傷んでいる実、柔らかい実は取り除きましょう。
  3. ブルーベリーの実と実が重ならないようできるだけ平らにして冷凍庫へ。

体の免疫機能もサポート!

ブルーベリーに含まれるビタミンCは、体の免疫機能をサポートします。
ある研究では、「ブルーベリーを1日1/3カップ、1回の食事で約80gほど食べれば、病気のリスクが減る」と示唆しているそうです。

さらに、日本の宮崎大学医学部の森下和広教授を中心に、農学、工学部、産業動物防疫リサーチセンターの教授らによる最新の研究によると、ブルーベリー「くにさと35号」の茎と葉から抽出した成分には新型コロナウィルスを無害化する抗ウイルス作用があることが発表されたそうです。(2021年)

誤解のないように記述すると、今の段階では、この研究結果は、「くにさと35号」のみであり、全てのブルーベリーの品種に当てはまりません。また、ブルーベリーの果実ではなく、茎と葉から抽出した成分についての研究発表となります。

私たち
私たち

当農園では、品種「くにさと35号」のお取り扱いはありません。

宮崎大(池ノ上克学長)は28日、県産ブルーベリーの茎と葉から抽出した成分に、新型コロナウイルスを無害化する抗ウイルス作用があることを確認したと発表した。

出典:宮崎日日新聞 2021年1月29日付

さらに、メンタリストとして有名なDaiGoさんも「DNAを修復する最強のおやつ」としてブルーベリーを紹介しています。参考までに下の埋め込み動画をご覧ください。

まとめ

 以上のように、ブルーベリーを摂取することで、健康面においてたくさんのメリットがあることが分かりました。

  • ブルーベリーは、低カロリーなのに栄養が豊富
  • 抗ガン作用や認知機能の向上、心臓・血管機能の向上、腸内フローラの改善などのたくさんの効果がある。
  • 冷凍しても栄養価は下がらないどころか、美味しさアップする。
  • 免疫力をサポートし、病気のリスクも減らせる効果がある。

ブルーベリーは、多くの果実とは違い、摘み取った後に追熟することはありません。また、ブルーベリーの実は柔らかく、長期間常温での保存は難しいのです。

私たち
私たち

つまり、完熟の実を摘み取った直後が一番美味しいのです。

このことから、完熟で甘いブルーベリーを思う存分楽しむためには、「つみとり観光農園」が最適であり、その贅沢な体験こそ、皆様に味わっていただきたいコンテンツなのです。

簡単アレンジレシピの紹介

誰でも気軽に楽しめるブルーベリーを使った時短簡単アレンジレシピも紹介してますので、ぜひご覧になってください。