補助金の申請

無事に新規就農者として認定をいただけた私たちですが、のんびりはしていられません。これから資材を発注していく段階になりますが、その前に各種支援の申請をする必要があります。どれもこれも初めての体験!
今私たちがどんなことをしているかお伝えします。

どんな支援があるの?

私たちがまず活用しようとしているのは、真岡市独自の支援である真岡市新規就農者育成確保支援事業(経営支援)の制度です。これは、施設・機械・農地取得等の初期投資額の合計額の30パーセント又は、360万円のいずれか低い金額を補助額としています。

この制度の主な目的を引用すると

農業を開始するにあたり、多額の初期投資が必要となることから、本市では新規に農業を開始する方を対象に初期投資の一部を補助する事業を実施しています。

出典:真岡市 真岡市新規就農者支援

と、あります。

私たち
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つまり、「農業」に関係のあるものが支援の対象です。

支援の対象は?

ということで、最初に行ったことは、支援の対象について、真岡市の農政課に問い合わせをしました。

支援の対象
  • バッグカルチャーシステム一式
  • アクアフォーム、ポット
  • 電気工事一式
  • 井戸工事一式 …など
支援の対象外
  • 防草シート
  • パソコン
  • ホームページ運営費
  • 看板 …など
私たち
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他に汎用性の高いものは、
「農業用」として支援の対象ではありません。

最初は、防風ネットなどに使用される単管パイプ類も支援の対象ではない、と言われてしまいました。他に汎用性が高いと判断されたためです。しかし、私たちの根気強い説明により、認めてもらいました。

支援の対象が明確になったことで、初期にかかる費用のある程度の見通しを立てることができました。

お断り

都道府県・市町村によって支援の内容・対象は異なりますので、詳細は最寄りの担当課にお問合せください。

どんな書類を提出するの?

私たち
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では、どんな書類を提出するのでしょうか。

真岡市の農政課から、申請のための提出書類について以下の4つの書式が必要と言われました。

  • 個人情報同意書
  • 補助事業申請に関する誓約書
  • 交付申請書
  • 事業計画書

この他、見積もり書、土地の契約書の写し、カタログなど膨大な量の書類を提出する必要があります。
支援の対象となる資材などについて、この見積もりをとる作業が途方もなく大変でした。

見積もりは1社だけではない

書類に目を通すと、「見積書は3社以上必要」と明記してありました。ひとつの資材や工事に対し全て3社以上の見積もりをとらなければならないのです。

3社以上の見積書を集めなければいけない、という決まりは、新規に農業を始める私たちにとって、初めて知ることでした。

私たち
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こ、これは
ものすごく大変な作業では?!

まずは、何がどれだけ必要かを整理してみました。

私たち
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単管パイプは何mが何本必要で、クランプは何個で、
防風ネットは縦と横が何m必要で…。

次に、該当資材を一覧にし、ホームセンターなどの実店舗で見積もりをお願いしました。電話で応対ができないという店舗がほとんどだったので、場所も違う3店舗を巡らなければならず、時間と労力がとてもかかりました。
しかも、追加の資材が必要になることもあり、何度も何度も店舗に足を運びました。

私たち
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中には取り扱っていない資材もあり、
実際には5店舗以上巡りました。

また、実店舗以外でも、インターネットの通販サイトから最安値をリサーチしました。そこで見積書が発行できればそれを印刷しました。
特に、防風ネットや防鳥ネットなどは専門店でしか取り扱いがない場合が多く、何とか3社に見積もりをお願いしました。それぞれ電話やメールで何度もやりとりをしなければなりませんでした。

やっと3社の見積もりがそろった~、と思っても、確認していくと、何かが抜けていることもありました。何度も何度も複数の目で確認をしました。

さらに、資材はそれぞれの店舗で値段が違います。当然ですね。
例えば単管パイプにしても、3mの長さのものはA社が安くて、4mの長さはB社が安い…というように、バラバラです。ひとつひとつの資材の価格をさらに細かくチェックし、最安のものを一覧にしてまとめました。

私たち
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全てをまとめるのに2か月以上かかりました。

何度も確認し、不備がないと確認したら、いよいよ市の農政課へ提出です。
審査が通りますように!

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