梅雨が明け、夏本番!毎日危険な暑さが続いています。農作業はもちろんですが、外での作業や運動などの際には、日差しを適宜よけたり水分補給を忘れずにしたりと、この暑さを知恵と工夫で乗り切りましょう!
さて、今回の記事は、またも虫との戦いの記録です。あるブルーベリーの根元におがくずがたまっています。これは一体…?また、少しだけ栃木県の夏をご紹介!
いつものように観察をしていると
こちらは、「TH-605」と「トワイライト」という品種です。根元をよく見ると、おがくずがこんもりとたまっています。そういえば、以前、担当者から、「おかくずが出たら連絡を」と話していたのを思い出しました。
根元におかくずが確認されました。
間違いなくカミキリムシの幼虫の食害ですね。
先日成虫がいたので…
やはり産卵されていたんですね…。
根元をよく見てみる
担当者によると、おかくずがあるということは、その樹の中には、確実に幼虫がいるということだそうです。
恐る恐る根元をよく見てみます。
一方向だけではよく分からず、360度全方向からよーーく観察しました。根元を少し掘ってみると・・・!
いたーーーっ!
小さな幼虫が隠れていました。
もぞもぞと動いていました。小さくてかわいい幼虫でしたが、ブルーベリーのために出て行ってもらいましょう。ごめんなさい。
もうひとつの樹も同じように観察しました。こちらは、地表に出ている部分では確認できなかったので、周りを掘ってみたところ、奥の方にしっかりといました。こちらも出て行ってもらいました。
カミキリムシの幼虫
カミキリムシの幼虫は別名「テッポウムシ」とも呼ばれます。幹の内部を食い荒らし穴を開けてしまうことが、その名前の由来だそうです。
その生態サイクルを簡単な図で示します。
カミキリムシの幼虫の発見が遅れると、樹自体が枯れることがあります。また、幹自体が弱くなり、風でぽっきり折れてしまう、ということもあるそうです。
大切に育ているブルーベリーたちへの被害が最小限で済むよう気を付けていきたいですね。
やはり毎日の観察が大切ということが身に沁みました!
栃木県民の夏
子どもたちはみんな夏休みですね。ここで、私たち栃木県民がどんな夏を送っているかほんの少しだけご紹介します。
(全県民が当てはまるわけではありません)
一万人プール
栃木県は海なし県ですが、県民ゆかりの「海」と言えば、ほとんどの方がこの「一万人プール」を思い浮かべると思います。通称「マンプー(万プー)」と呼ばれ、愛されています。
2023年の今年は開業50周年ということで、8月5日に大規模なイベントが開催されます。近くの方はぜひお越しください!
私たちも子どものころから大好きで、今では我が子と一緒に毎年楽しんでいます。
ライサマ来たら、へそ隠せ!
ここ栃木県は雷が多い県として有名です。特に4月から9月に集中して発生し、その数は全国でもトップクラス。なんと、「雷保険」に加入する個人や団体も多いのです。
栃木県では、昔から雷のことを「ライサマ(雷様)」と呼ばれ、親しまれてきました。
かみなりの豆知識
雷と田んぼ…昔から「雷が多い年はお米が豊作」と言われていますが、これは科学的に証明されています。
昔の人はそれを経験で知っていたのでしょう。「雨」に「田」で「雷」。
稲妻…この漢字の由来も同じような由来です。昔は「雷光が稲に当たると稲を妊娠させる」と考えられていたそうです。
だから、「稲」の「妻」で「稲妻」
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