
5月に入り、ブルーベリーの生育が旺盛です。
ある日、いつものようにブルーベリーたちの観察をしていると、

おや?
ひとつだけ熟しているブルーベリーの果実を発見しました。正真正銘の一番果です!
5月の生長
2023年は、5月にしては暑い日が多く、しっかりと雨も降ったことから、例年になくブルーベリーの生長が早いという話を聞きます。私たちのブルーベリーたちも例外ではなく、12月末に植え付けをした苗たちもどんどん新梢を伸ばしています。
養液栽培は土耕と比較し、生長が早いと聞きますが、ここまで順調に生長していくとは驚きです。
シュートとサッカー

注意深くブルーベリーの根元を観察していると、ご覧のように地面の中から若い枝が伸びてきているのを発見しました。
これらは「シュート」と呼ばれる若い枝です。これが元気な枝に育っていくと、次年度以降の収穫量にも大きく影響しますので、大切に観察をしていきたいです。
ところで、ブルーベリーには、「シュート」と「サッカー」と名付けられる枝があるのをご存じですか?私たちもブルーベリー栽培を始めてから知った言葉です。その違いとは…。

「シュート」と「サッカー」について、この図で説明いたします。
主幹に近い根から元気よく伸びている若い枝や、地面に近い部分から伸びている若い枝のことを「シュート」と呼んでいます。
反対に、主幹から遠くに根が張って、その先から伸びてきた若い枝を「サッカー」と言います。
今後、シュートが大きく太く生長するのであれば、将来的に多くの実をつけることが予想されるため、剪定時にはよく見定める必要があります。
サッカーについては、樹形に影響があることもあり、剪定してしまうことも多いですが、これを生かして株立ちを大きくしたり、パテント品種ではない場合は、根から分家して増やしたりすることもあります。
どちらもブルーベリーが順調に育っている証拠なので、発見したときはとても嬉しかったです。
栽培2年目の苗たちの様子は?
栽培して2年目のブルーベリーは、樹の生長を優先させたいので、少しだけ花を摘み取り、収量を調整しましたが、たくさんの実がなっています。

朝露に濡れています。こちらはスパルタン。100円玉ほどの大粒でさっぱりとした甘さを味わうことができる王道のブルーベリーです。少しずつ色づいてきました。収穫時期は6月頭から。

次はブリジッタです。全体的に色づいてきています。完熟までもう少しといったところでしょうか。こちらもすっきりとした甘さを味わえます。収穫時期は6月頭から。

ハイブッシュ系では、小振りのプルです。娘たちが気に入った品種で、ぜひ育ててほしいとリクエストがありました。収穫時期は6月中旬から。

大粒のチャンドラー。熟すにはもう少し時間が必要でしょうか。食べ応え十分で、人気抜群のブルーベリーです。収穫時期は6月中旬から。

ラビットアイ系のノビリスです。ラビットアイにしては珍しく大粒になります。味も格別。収穫時期はちょっと遅くて7月中旬から。
一番果の品種は・・・!

じゃじゃん!ついに一番果を発見です。品種はブルーマジシャン。本格的な収穫時期は6月下旬からですが、今年の一番果は、ブルーマジシャンでした!
これから本格的に収穫を迎えるブルーベリーたちです。
と、言っても、2023年度はかなり収量を抑えめに栽培しているので、味見程度の収穫になります。本格的に収量が増えるのは次年度以降となりそうです。

完熟を待って、おいしくいただきま~す💛
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