落葉しています

ここ栃木県は、寒さが厳しい地域のひとつです。真冬に氷点下10℃近くまで下がることもしばしばです。
最近は寒波の影響でぐぐっと寒くなりました。同時にブルーベリーたちも、ようやく落葉し始めたようです。ところで、なぜ落葉するのでしょうか。

冬は確実にやってきます

ニュースでは、毎年のように「今季一番の寒波」の話題が出て、畑には霜が降りるようになってきました。冬は確実にやってくるんですね。
あれだけ暑かった夏が嘘みたいに冷え込みが厳しいです。

スプリングワイド

上の写真はサザンハイブッシュ系の「スプリングワイド」です。
葉に霜が降り、いかにも寒そうな様子が分かります。

トワイライト

こちらもサザンハイブッシュ系の「トワイライト」
大きく膨らんだ花芽も霜が降りて寒そうですね。

ポット周りには

オーシャンハノーバー

一足先に紅葉していたサザンハイブッシュ系「オーシャンハノーバー」は、一斉に落葉し始めました。
これから他の品種もどんどん落葉していくことでしょう。

レガシー

ノーザンハイブッシュ系の「レガシー」です。
真っ赤な紅葉と白い霜のコラボレーションが見事ですね。

私たち
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今の時期しか見られない光景です。

どうして落葉するの?

ところで、なぜ植物は落葉するのでしょうか。

植物は生長のため、根から水分を吸い上げ、必要な養分を取り込み、葉の気孔から蒸散しています。

私たち
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理科で習いましたね!

気温が下がると、根から水の吸い上げが弱くなってきます。このとき、葉が残っていると、水分はどんどん蒸散してしまい、植物自身が乾燥してしまいます。これを防ぐため、落葉することで、植物自身を守っているのです。

ブルーベリーの樹も同様です。品種によって時期や葉の色は違いますが、確実に落葉し、来年に向けて休眠期に入るというわけです。

私たち
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そのため、冬場のかん水を止めています。

かん水を止めることで、夏の間頑張ってくれたポンプの水抜きをしました。さらに、配水管内部に残った水も抜きました。かん水システムも電源を落とし、いよいよ冬支度です。

私たち
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真冬は雨水だけでOKなんですね~。

常緑樹(針葉樹)が落葉しない理由
 常緑樹は、その育った場所が雨の多い熱帯地や冬も暖かい場所であることが多いです。そのため、植物自身の乾燥が少ないことから落葉をしません。また、針葉樹は、寒い地方や山地で育つ樹が多いです。それは、葉自体が細く気孔が少ない、葉に耐寒性があることなどから、乾燥することなく育つことができるというわけです。

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