「農家」として認定されました①

とっても嬉しい報告があります。
なんと、「農家」として認定していただきました!!これは、県や市の担当者の方はもちろん、たくさんの方にご支援とご助言をいただいたお陰です。本当にありがとうございました。
今回は、非農家の私が、認定新規就農者になることができたお話を2回に分けてお伝えします。

そもそも「農家」とは

そもそも「農家」の定義はあるのでしょうか。

農林水産省によると、農家とは、「経営耕作面積が10アール以上を営む世帯または耕地面積が10アール未満でも1年間の農作物販売金額が15万円以上あった世帯」と定義されているそうです。

私たちの場合は、新しく農業を営むことになるので、「新規就農者」として市や町から認定をいただくことを目指しました。認定されると、さまざまなメリットを受けることができます。

話には聞いていましたが、新規就農者として認定されることは、簡単ではありませんでした。
想像以上の時間と労力はもちろん、たくさんの方々のお力添えがあったからこそ認定をいただけたと思っています。

私たちがどのように認めていただくことができたのでしょうか。

1年前から準備

まず、農林水産省のホームページから、認定新規就農者制度について調べました。

この制度の対象者は…

  1. 青年(原則18歳以上45歳未満)
  2. 特定の知識・技能を有する中高年齢者(65歳未満)
  3. 上記の者が役員の過半数を占める法人

であり、私たちは上記の「1」に当たります。

よく読むと、新規就農者として認められるには、「青年等就農計画」を作成し、市や町に提出しなければならないことが分かりました。

青年等就農計画の要件とは…
経営開始から5年後には農業で生計が成り立つ年間農業所得250万円以上(主たる従事者1人当たり。 夫婦による共同経営の場合は330万円以上)であること

この書類の作成がとてつもなく大変でした。

青年等就農計画認定申請書

農林水産省のホームページから、各種書類をダウンロードしました。

私たち
私たち

記入例もあるし、項目を埋めていけばいいのかな。


項目に従って、分かる範囲で記入していきましたが…

私たち
私たち

目標達成のための措置?技能の習得?
書けない項目が多すぎる…

1年前はやっとブルーベリーを植え付けたばかりだし、農地も取得していませんでした。
どのくらい生産量が見込めるのか、作付面積はどのくらいなのか、ブルーベリーの栽培を営む上での技能の習得状況など、ほとんどが書くことができない状態でした。

就農後5年間の収支計画

また、「就農後5年間の収支計画」という一覧表も合わせて作成します。
これは、就農してから5年間、何をどのくらい生産し、どのくらいの収入を見込みとして計画しているのか。さらに、どのくらい経費がかかり、何を減価償却していくのかを詳細に記した上で、5年後には十分な農業所得があるということを数値で証明しなければなりません。

私たちは、経営や簿記とは無縁の生活を送ってきたので、項目も数値も「?」だらけです。
最初の頃は、この言葉たちの意味を調べることから始めました。

しかも、この数字。だいだいこのくらいかなー、というように、根拠なく曖昧な値を入れては意味がありません。しっかりと計算し、収穫量やロス値などを見込んで記入していかなければなりませんでした。

私たち
私たち

こ、これは大変だ…。
でもやるしかない!!

その② は、私たちが作成のためにどのように動いたのかを紹介します。

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