4月に入り、一気に工事が進みました。ひとつひとつゆっくりと紹介したいところですが、あまりにも大きく変わっていくため、ブログの発信が追いつきません。
シート敷設以降の4月の工事をまとめて紹介します。
電気配線工事
2023年12月に敷地の横まで電線を引きました。
いよいよ電気の配線工事が始まりました。
メインの受付施設と井戸ポンプまで、地面の下に配管を通します。
ここは、全面に天然芝を敷き詰める計画となっていますので、地下70㎝の溝を掘り、配管しました。
電源は全部で4系統です。また、Wi-Fi配備のため、空配管を1本埋設をお願いしました。
施工は地元の(株)三橋電設さんです。手際よくていねいに工事を進めていただきました。
地元なので、何かと心強いです!
物置設置
養液栽培システムを収納する物置を設置しました。
こちらは、私たちでDIYです。
準備した物置はタクボのND-2519です。
養液タンク2個とシステムを収納するのに最適な大きさがこちらの物置でした。
説明書通りにブロックで基礎を並べますが、水平にするために、空練りモルタルを使用します。
モルタルと砂を混ぜ、水を入れずに使用します。こうすることで、高さを調整しやすく、また、偏りも防ぐことができます。
養液タンクを満水にするとひとつのタンク重量が300kg!。それが2個もあるので、総重量が600kgとなります。そのため、床下は、多めにブロックを敷きました。
農地を転圧したとはいえ、完璧な水平ではありません。バランスが悪いと重量が偏ってしまい、沈む可能性もあります。そのため、正確な基礎を作る必要があります。
水準器で水平をとりました。
この基礎つくりだけで1日かかってしまいましたが、今後のためにも慎重に作業しました。
材料は(有)益子屋さんにお願いし、農園まで運んできてもらいました。
いよいよ組み立てです。
完成までは二人がかりで丸々1日かかりました。もちろん、ドアの色はブルーベリー色です!
井戸・水道工事
電気工事と物置設置と同時期に、井戸工事も始まりました。
当初は、田んぼだった農地に設置する計画でしたが、水が溜まりやすい土地ということから、できるだけ高い場所に設置したほうがよいとアドバイスをいただきました。急遽レイアウトを考え直し、1段高い農地に設置することにしました。
大型の機械で井戸を掘っていきます。
1日で地下20mも掘ったのは驚きです。
あっというまに水脈までたどり着き、水が出たときは感動でした。
一日かけて井戸内を洗浄し、ポンプを設置していただきました。電源は単相200V です。
井戸からの水は2系統にしました。
1つは、養液栽培システムに直結。
もう1つは、手洗い場、ミスト用などの多用途水栓に分岐です。こちらは、しっかり塩素消毒し、飲用水として活用できるように工事を進めていきます。
井戸屋さんは、この近隣のイチゴ農家さんの井戸も掘った実績がある(有)三友さく泉さんにお願いしました。
ポット移動
私たちは、これまで自宅横の借地でプルーベリーを360株を養液にて育ててきました。
シート敷き、電気工事、井戸工事が終わったことから、いよいよポットの大移動です。
ポット移動のために準備したトラックは全部で4台!
- 伯父さん所有の2tロングトラック
- 昇降機付き2tトラック(レンタカー)
- 友人所有の750㎏トラック(本橋重機)
- 友人所有の軽トラック
このトラックで#60ポットが何個積載できたかというと…
車種 | 2tロング | 2t | 750㎏ | 軽トラ | 合計 |
ポット数 | 27個 | 15個 | 13個 | 9個 | 64個 |
自宅横の栽培地から開園予定地までは、約20分の道のりです。
計算では6往復です!
移動するということは、養液のかん水を一時的に止めることになります。
つまり、ブルーベリーたちに水をあげることができなくなります。
まさに時間との勝負!
どのくらいで終わったのかというと…
皆さんのご協力により、なんと1日で移動が終わったのです!
さらにさらに、液肥タンクや貯水タンクも運ぶこともできました。
今回のポット移動に協力していただいた方々は・・・
ドライバー:5名
ポット積み下ろし:6名
ポット運びと配置:2日間で延べ52名!
こんなにもたくさんの方々が協力してくださいました。
マンパワーすごすぎます。
まさに怒涛のような2日間でした。幸運にもお天気にも恵まれ、無事に大移動が終わったことに感謝しかありません。また、作業しながらも皆さんからの応援もとっても嬉しかったです。
次回の記事は養液システムの移動です
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