私たちは、昨年の3月にブルーベリー養液栽培かんたんキットを導入しました。かんたんキットは最初に20Lの小さなポットで育て、60Lポットに植え替えをします。
今回、初めての植え替え作業をやってみました!その作業内容の紹介です。
そもそもWポットとは
Wポットとは60Lポットの中に20Lポットを入れて栽培する方法です。
栽培途中で植え替えをする必要があるので、無駄な作業のように思われますが、Wポットにすることによって、植えたばかりの幼い苗に対して、夏の暑さや冬の寒さを防いだり、液肥を効率よく与えたりすることができるそうです。つまり、ブルーベリーにとってメリットだらけということです。
作業開始
まず、60Lポットから20Lポットを慎重に抜き取ります。ポットのへりを持って抜いたら簡単に抜き取れました。
抜き出したら、ブルーシートなどの上にそっと横に倒します。ここで、ウッドチップがあったら、軽く落とします。
ポットを横からやさしく押し、ポットの中をほぐします。こうすることで、ブルーベリーの根を痛めなくて済むそうです。
ブルーベリーの苗をやさしく抜きます。
植え付けから約半年です。根の張り具合は全体の3割といったところでしょうか。思ったより張っていないので不安になります。
※写真はノーザンハイブッシュ系のプルです。
根が崩れないようとにかく優しく作業しました。
そして、見付けてしまいました。
….
おそらくコガネムシの幼虫かと思われます。かわいそうですが…駆除しました。
抜き取った60Lポットのアクアフォームを軽くほぐします。ぽろぽろと落ちたアクアフォームは隙間補填用に、取っておきました。
20Lポットから抜き取ったブルーベリーを60Lポットへ植え替えます。その後、20Lポットに残っているアクアフォームを入れしっかり転圧しました。樹の中心がポットのセンターになるように調整しました。最後に、残ったウッドチップを敷き詰めました。
潅水のタイミングも合わせて調整しました。11時と15時の2回にしました。
ドリッピピンはまだ1本だけにしてあります。今冬を越して、来年の春先にドリップピン2本稼働にする予定です。
その前に冬剪定ですね。とにかく初めての養液栽培なので、いろいろと試しながら前進していきたいです!
余談ですが
これは養液栽培の1つであるリン酸の原液を入れたペットボトルの底の部分です。
ご覧のとおりペットボトルが白く変色し、中のリン酸が漏れ出していました。
慌てて新しいペットボトルに入れ替えましたが、ペットボトルと化学反応して成分が変化していないか不安です。
どなたか詳しい方いらっしゃいますか?
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