
当農園は、冬剪定の真っ最中です。実をつけた後の剪定は初なので、毎回のようにブルーベリーの師匠である(株)オーシャン貿易の担当者に教えていただいています。
今回は、剪定で使っている道具のメンテナンス方法をお知らせします。合わせて、使っている道具もご紹介。では、ご覧ください。
剪定バサミは意外と汚れる
ブルーベリーの剪定に使うメインのハサミは、「岡恒」の剪定バサミ200mmを使用しています。
どうしてこの長さを選んだのかというと、ちょうど手の平に収まるサイズだからです。

サイズラインナップは180mm,200mm,210mmがありますよ。

1日中剪定していると、そこそこのヤニが刃に付着しちゃいます。そのままにしておくと、サビてしまい、切れ味が悪くなったり、刃の劣化が進んだりして、すぐにダメになってしまいますね。
毎回はメンテナンスする必要はないと思います。私たちは、汚れが気になったらキレイに手入れをすることにしています。

キレイな道具だと作業も捗る気がします🎵
では、実際にどんなメンテナンスをしているか、見ていきましょう。
ヤニを取り除こう
まず、ハサミの表面の汚れを水で洗い流します。ヤニは水で落ちません。そこで、ヤニ落としを使用します。
次に、刃についた水気を拭き取ります。それからヤニ落としです。

私たちが使用しているヤニ落としは、「塗る」タイプ。刃に塗ると、ヤニ汚れが茶色く変色してきます。ウエスやペーパーなどで拭き取ると、刃についたヤニがキレイに落ちます。しつこい汚れの場合は、何度か行うとよいでしょう。

スプレータイプや塗るタイプなどがあります。
仕上げに刃を研いで、サビ止め!
ヤニを落とした後、毎回「刃物椿油」を塗ります。どうしてこれを塗るかというと、「サビ止め」が目的です。

同じ「サビ止め」でも、鉱物系の機械油もあります。
でも、私たちは「刃物椿油」を使用。刃物専用油ということもありますが、何よりブルーベリーのためですね。植物系の天然成分のため安心です。オリーブオイルでも代用は可とのことです。
剪定しながら、切れ味が悪くなってきたな、とか樹の切り口がシャープじゃないな、と思ったら刃を研ぎます。

これは、毎回やっていません。研ぎすぎてもあまりよくない気がします。
研ぎ石も「岡恒」です。剪定バサミ専用の研ぎ石ですね。説明書に研ぐ角度が明記されているので、それをしっかり守りましょう。必ず水研ぎをします。そうしないと刃こぼれの原因となるとのことです。
あまり力を入れず、一定方向に優しくこするように研いでいくとよいそうです。表を25°の角度で研いだら、裏面を返し研ぎします。角度は15°で研ぎ幅は0.21mmだそうです。

この角度、難しい…
慣れれば早いと思いますが、私たちは時間がかかります。
研いだら、汚れを水で流して、いつものメンテナンス同様サビ止めのため「刃物椿油」を塗ります。ネジの部分にも塗っておくと、動きもスムーズになりますね。
道具はメンテナンス次第で長持ちするし、愛着が湧いてきます。これも大切な商売道具。大事に大事に使っていこうと思います。
コメント