2024年度に就農し、農業者を支えるさまざまな機関があることを知りました。そして、それらの機関と「ツナガリ」を築けたことで、自分の視野がさらに広がったり、ビジョンがより明確になったりしました。
今回の記事は、そんな「ツナガリ」の一部をご紹介します。
真岡市内のツナガリ
私たちの住む真岡市(もおかし)は、栃木県の南東部に位置し、農業・商業・工業のバランスがとれた地方都市です。イチゴの生産量は日本一を誇り、週末にはSLが走ります。
高速道路のインターチェンジもあり、東京からは車で約100分圏内。ちょうどいい田舎感を味わえ、ちょっとした旅行には最適の場所です。
もおかグリーンツーリズム
グリーン・ツーリズムとは、緑豊かな農産漁村でゆったりと滞在し、訪れた地域の人々との交流を通じて、その自然、文化、生活、人々の魅力に触れ、農山漁村でさまざまな体験などを楽しむ余暇活動の ことです。 非日常な体験で心の癒しに対する欲求を、真岡ならではのたくさんの癒しで、埋め合わせをしてみませんか?
出典:もおかグリーンツーリズム
栃木県真岡市の魅力がここにあります。「真岡で体験」「真岡で食べる」「真岡で泊まる」――。のどかな空気感の中での農業体験から、心も体も豊かに過ごすことができます。
ここが主催のセミナーや視察研修に、何度か参加させていただきました。市内の生産者さまや行政の方々と繋がりをもつことができました。
地域おこし協力隊
地域おこし協力隊は、都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を異動し、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組です。
出典:真岡市地域おこし協力隊
地域おこし協力隊の隊員ではないのですが、真岡市の更なる活性化のために、少しでも一緒に何かできないか?という想いで、情報共有などをしています。
隊員の皆さんとの「ツナガリ」を大事にしています。
栃木県内のツナガリ
栃木県と聞くと何をイメージしますか?日光東照宮?鬼怒川温泉?イチゴ?
魅力度ランキングでは上位というよりは下位に位置する海なし県ではありますが、実は隠れた魅力満載のすてきな県なんです。そんな栃木県内にも「ツナガリ」ができました。
フードバレーとちぎ
栃木県は、全国有数のものづくり県であるとともに、豊かな農産物や豊富で良質な水に恵まれ、首都圏の食料供給基地として発展してきました。
県では、本県のもつポテンシャルを最大限に活かし、“食”に関連する産業の振興を図ることにより、“食”をテーマに地域経済が成長・発展し、活力あふれる“フードバレーとちぎ”を目指す取組を全県を挙げて推進しています。出典:フードバレーとちぎとは
フードバレーとちぎは、栃木県産業労働観光部産業政策課のフードバレーとちぎ推進協議会が運営母体です。栃木県内の食産業を盛り上げていくために創設された協議会となります。
県内の1,000社以上の企業が参加しています。
下野わくわく塾
下野わくわく塾とは、栃木県の栃木県名誉農業士である猪野正子氏が開講する講座です。猪野さんは、2024年農協人文化賞も受賞された方で、農業の発展にさまざまな方向から取り組みをなされています。
その講座の中で、宇都宮大学農業経済学科の西山未真教授の講話を拝聴した際にも、大きな学びがありました。
食と農業を結びつけることで可能になる「ずっと住み続けられる地域づくり」こそ、私たちが目指したい未来なのです。
その講座では「里山の小さな拠点 益子家プロジェクト」についてもご紹介いただきました。
全国区のツナガリ
真岡市、栃木県だけではありません。
就農したことで、「ツナガリ」の入り口がどんどん広がりました。全国規模で展開する団体との「ツナガリ」をご紹介します。
農業女子PJ
「農業女子プロジェクト」は、女性農業者が日々の生活や仕事、自然との関わりの中で培った知恵を様々な企業の技術・ノウハウ・アイデアなどと結びつけ、新たな商品やサービス、情報を創造し、社会に広く発信していくためのプロジェクトです。
出典:農業女子プロジェクト
農業女子プロジェクトは、2013年に農林水産省がスタートさせたプロジェクトです。女性農業者の能力を社会に活かし、新規参入の若手女性の就農者を増加させることを目的としています。
BLUEBERRY BASE MOKAも、そのプロジェクトメンバーとして登録させていただきました。
農GIRL×農LIFE
農GIRL×農LIFEでは
農業女子と農業のイメージを変えていきます。
農業女子と消費者を繋ぎます。
農業女子と商品開発をします。
農業女子とマルシェを開催します。
農業女子とPR企画を実施します。
その先には、未だ見ぬ”農業のカタチ”があると信じて。出典:農GIRL×農LIFE
現在の日本の農業には様々な課題があります。「農GIRL×農LIFE」のプロジェクトでは、それらの課題解決を目的としています。農業のイメージを向上させ、『農業従事者の減少』の改善に取り組んでいます。
SNSを活用した啓もう活動に力を入れています。
まとめ
今回、就農からこれまでの「ツナガリ」の一部を紹介しました。まだまだ、「ツナガリ」をもち始めたばかりですが、繋がることによるこれからの広がりが楽しみです。
今回ふり返ってみて、私たちの農園は数多くの方々のご指導ご助言の上に成り立っているんだな、と感じました。改めて感謝申し上げます。
「これまで」も「これから」も、多くの方々と繋がりをもち、私たち自身もお役に立てるよう日々頑張っていきたいと思います。
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