新規就農者への道編

2023年11月。私たちは真岡市から正式に新規就農者の認定をいただき農家として認められました。このことは、農地取得の次に重要なミッションでした。
認定取得までは相当の時間と労力がかかります。私たちはどのような経緯で認定を取得できたのでしょうか。時系列でお伝えできればと思います。

この記事はこんな方にオススメ!
  • 新規就農者の認定までの体験談が知りたい。
  • 認定を受けるために、どこに相談したらいいか分からない。

【重要】お断り

お断り
今回の記事の内容は、あくまでも参考にしてください。
  • 各都道府県、市区町村によって方針・対応が全然違います。
  • 担当者によっても、経験と知識に差がある可能性もあります。念のため最寄りの関係機関によくご確認ください。
  • 年度の切り替え時は、担当者の退職・異動の可能性がありますのでご注意ください。
  • この記事の通りにされて同様の結果にならないとしても当方は責任を負いかねます。

2021年

準備期間
  • 2021.5
    構想

    ブルーベリー農園の構想を立てる。

  • 2021.7
    見学会・質問会

    県内のブルーベリー農園さま主催の農園見学会・質問会に参加。

  • 2021.8
    行政に相談(市)

    非農家から新規で就農を考えていることを、真岡市の農政課および農業公社に相談。現在の状況や今後の展望についてのヒアリング。

  • 2021.9
    新規就農者について情報収集

    インターネットなどで認定新規就農についてのメリットとデメリットについての情報収集。

  • 2021.9
    行政に相談(県)

    栃木県の芳賀農業振興事務所にて今後の展望について相談。新規就農・各種補助金・融資についての情報収集。ここでも「農地取得」がスタートラインということを告げられる。

  • 2021.11
    栃木県よろず支援拠点に相談

    今後の事業展開について「農業」と「商業」の両面の視点からの助言をいただく。まずは「農地の取得」を目指す。

  • 2021.12
    事業計画書の作成に着手

    ブルーベリーの本数、収穫量、収益などを試算するための計算プログラムをエクセルにて作成開始。

  • 2021.12
    栽培の練習

    かんたんキットを発注。まずは10株(栽培の練習のため)。

  • 2021.12
    ウエブサイト公開

    手探り状態から開設。

2022年前期

視察と試算と情報収集①
  • 2022.1
    近隣の農家へ視察

    20年以上出荷をメインに生産しているブルーベリー農家さま(県内)へ伺う。栽培方法や出荷先についてお話をいただく。

  • 2022.2
    全国のブルーベリー農家を目指す仲間によるオンライン顔合わせ

    全国のブルーベリー仲間とオンラインで顔合わせ会開催。意識の高さに刺激をもらう。

  • 2022.2
    近隣の農園へ視察

    オープン前の観光農園さま(県外)へ伺う。認定までの経緯などとても参考になる話をいただいた。

  • 2022.3
    全国の同志によるオンライン相談会

    ブルーベリー施工業者さまも交え、全国の仲間とオンライン相談会を行った。濃密な情報交換の機会となった。

  • 2022.3
  • 2022.3
    インスタグラムを開始

    インスタグラムのアカウントを取得。

  • 2022.5
    事業計画のベータ版が完成

    本数から収穫量の概算、ロス値の設定、10年先までの収支など、エクセル上で試算できるように計算式を設定。

2022年後期

視察と試算と情報収集②
  • 2022.6~8
    各地の観光農園へ視察

    続々とオープンする県内外のブルーベリー観光農園へ赴く。

  • 2022.9
    近隣の農園と情報交換

    オープン前の観光農園(県内)のオーナーさまとオンラインにて情報交換。

  • 2022.9
    事業計画ブラッシュアップ

    より具体的にイニシャルコスト、ランニングコストを試算。曜日別の収益などが試算できるよう計算式を精査。

  • 2022.12
    栽培地を賃借

    約70坪の栽培地を借りることができ、360株のブルーベリーをバッグカルチャーシステムによって栽培開始。

2023年前期

書類作成
  • 2023.2
    農地取得

    地主さまに直接想いを伝え、了承を得ることに成功。

  • 2023.4
    芳賀農業振興事務所(県)に相談

    農地取得の見込ができたことから、改めて相談。前向きな回答を得た。

  • 2023.5
    申請書類ダウンロード

    青年等就農計画申請書5か年収支計画書の作成に着手。作成していた事業計画書が役立つ。

  • 2023.6
    近隣の農園手伝い

    隣町のブルーベリー観光農園さまの開園準備のお手伝いへ。認定に向けた具体的なご助言をいただく。

  • 2023.6~8
    各地の観光農園へ視察

    続々とオープンする県内外の観光農園へ赴き、イメージを固める。

2023年後期

認定に向けて
  • 2023.7~
    行政に相談(県)

    書類の作成について、栃木県の芳賀農業振興事務所に面談およびメールでのやりとり。

  • 2023.8
    行政に相談(市)

    真岡市の農業委員会へ。農地の活用についてご助言をいただく。

  • 2023.9
    販路検討

    市内飲食店を視野に販路について検討。

  • 2023.7~
    行政に相談(県および市)

    県および市の担当者と、申請書作成のため面談。さらに電話もしくはメールでやりとり。

  • 2023.9
    近隣の農園から情報収集

    すでにオープンして数年の観光農園さま(県内)から、提出する申請書に記載する数値の根拠のためにお話を伺う。

  • 2023.9
    見積書の依頼

    申請書に記載する資材費や工事費について見積書を取り始める。

  • 2023.10
    書類の最終確認(県および市)

    県の芳賀農業振興事務所の担当者、市の農政課の担当者と申請書最終確認。

  • 2023.10
    申請書提出(市)

    全ての資料が揃い、計画が完成したので真岡市の農政課に申請書一式を提出

  • 2023.11
    新規就農者として認定

    青年等就農計画が認められ、真岡市より新規就農者として認定される。

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